銀翼

写真を撮ってくるの忘れたのですが、「銀翼」と書かれた周年お祝いのオリジナルラベルの焼酎がバーカウンターに置いてありました。
「銀翼」漢字で書いても、読んでも、かっこいい響きだ。

というわけで、京都SILVER WINGSのライブ、どうもありがとうございました!!

決して数多いとは言えないライブ活動の中で、神戸から京都に通って数年、
どこよりもホームと呼べる場所になってきたのかなと思うSILVER WINGS、
ここのところずっと、居心地の良さを感じます。
ブッキングライブに出るのもタイミングを絞っているなか、いろんなアーティストと出会える少ない機会という意味でも学びがあります。
共演の皆さん、あたし好みの良い音楽で楽しかったなー。
みんなそれぞれ自分の音楽と向き合ってるんだなって伝わってきて嬉しかった。
なんか、そういうのがいいなー。
そういうのが好きだなー。
いつも感心するのは、自分の長所にちゃんと気づいて頑張っているアーティストさん。
なんかすごいなーって思ってしまう。
あたし、自分が若い頃なんて今よりもっとカオスだったから、長所・短所以前の問題だったけどなー。
唄に真っ直ぐにありたいと思えば思うほど、ときとして迷走してしまうことも知った。
盾という名で、その実、逃げ込むそれは、諸刃の剣であることも。

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セットリストは、
01.その先のために(ラフランス曲カバー)
02.流星群
03.羊ごっこ
04.下弦の月
05.kisuiiki
en.空へ(平井淳一曲カバー)
でした。

会場に来てくださった皆さん(=とびぬけてあったかいひと)、
配信で観て、しかも投げ銭してくださった皆さん(=ずばぬけてあったかいひと)、
ありがとうございました!!

Cheri*に直接投げ銭くださった皆さんも、本当にありがとうございます。

あたしは人生の半分を使っても、「ようやくこれだけ」です。

多くのアーティストが口にするような「必ず音楽で返します」という想いは、当然あたしも持っているけれど、
いただいたものの大きさに比べれば、
あたしが残りの半分で返せることは、もしかしたら「たかが知れてる」のかもしれないな、と、ともすれば凹んでしまいそうな夜。

高野寛さんの「ピエールとマリの光」を聴きながら、目に見えない光のことを思う。
その光が生んだ闇のことも。
きっと二人は疑うことすらしなかっただろう。
結果的にたくさんの人を救った「光」に、蝕まれた二人のことを考えながら。

音楽は人を救うと信じて疑わない自分に重ねて、曇天の朝を迎えるのだ。