新企画ライブ『Pandemic:Song Remedy』発進!!

「番外編ライブ」に使っていたタイトル『TGIC! vol.4』と告知していましたが、実際は新シリーズのお披露目となりました!
名付けて『Pandemic:Song Remedy』(パンデミック:ソング・レメディー)、
さしずめ日本語に訳すなら『パンデミック:ウタグスリ』といったところでしょうか。

というわけで記念すべき『Pandemic:Song Remedy vol.1』、
来てくださった皆さん、本当にありがとうございました!!
もうねーーーーめっちゃくちゃ楽しかったーーーーーーー!!!
なんてったってあたしの大好きなボードゲームのパンデミックですから、
あたしだけちょーーーーーー楽しいwww
パンデミックの世界観を借りて、ライブにちょっとしたストーリーが生まれるように作りました。

今までは「くじ引きワンマン」をやっていましたが、
「くじ引きだとなーんか芸が無いなあ〜」なんて自分が飽きてきちゃったこともあり、
ご来場の皆さんにもうちょっとエンタメとして楽しんでもらうために、
「ボードゲーム好き」としては前々からずっと「すごろくライブ」みたいなことをやりたかったんです。
ただ、すごろくライブはシンガーソングライターの藍田真一くんがすでに実現していて、
Cheri*も参加したことがありますが、それをそのままパクるのも面白くないしなあーと、ずっと考え続けていたんですね。
もっとCheri*らしくアレンジできないか、と。
そして構想から約3年、ようやく実現にこぎつけました!!!

Cheri*の一番好きなボードゲーム「パンデミック」の世界観で、
そしてよくゲームを遊ばせてもらっている場所「こたん」で、
自分の本職である「唄」で、
みんなに「チーム・パンダミック」になってもらって。

全部があたしの好きなものしかなかったです。

そして、初回で手間取ったり手探りなところもあったのですが、なんとか無事成功しました!!!
ほんとに皆さんのおかげです!!
ご協力、ご参加、本当にありがとうございました!!!
これはほんと皆さんの協力無しでは実現できなかった。
趣旨を理解して参加してくださる皆さんが本当に素晴らしかった!!!
来場の皆さんも楽しんでくださっていたなら幸いです。

長くなると思いますが、少し説明を加えながらライブ後記を書きますね。

まず、パンデミックというボードゲームの本当のルールは、
ざっくりと「世界地図上に蔓延する致死ウィルス、このウィルスに対する抗体ワクチンを作ったら勝ち!」というゲームです。
もっとざっくり言うと「チームのみんなで協力して世界を救えたら勝ち!」です(笑)
今回はライブ用に独自ルールを作って、あくまで「パンデミックの世界観を借りて」という感じ。

まず今回準備したボードはこんな感じです。

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各都市にCheri*の曲が割り振られています。(1曲だけカバー曲が混ざってますが)
あとkisuiikiだけ改行されちゃってkisuiikになっちゃってる誤植・・・(惜しい・・・残念・・・)

ちなみにこのボードは旧デザイン版です。
現行はもっと近未来的なデザインのボードなのですが、旧デザイン版は各都市を繋ぐ赤い線がとても見やすいので旧デザインを採用しました。
あと日本語版だと文字情報が多過ぎて「背景」にならないと思ったので、英語版を採用。(おこだわり)

来場の皆さんにも手元で地図が見えるように、フライヤーをご用意しました!カラーだよ!

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Cheri*は白衣を来てライブしましたよ!(笑)←ロールプレイング感
スクリーンにもばっちり地図を映してライブです!
ゲームと同じくアトランタからスタート!(CDC=アメリカ疾病予防管理センターがほんとにアトランタにあるから!)

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会場では春ちゃんにスタッフとしてお手伝いに来てもらいました!
ちゃんと実際のボードを使って最新の世界状況をレポートしてもらう役目です!
いわばこのライブでは通信司令員みたい!(実際のゲームでも通信司令員という役職があるんです)

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プレーヤーのコマはもちろんパンダ(笑)
立てたボードからぽろぽろ落ちちゃうパンダを貼り付けた図(笑)←磔(はりつけ)パンダ

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さて肝心なライブの手順は、というと。。。

1.サイコロをふる
2.赤い線で繋がった隣接都市へ移動する
3.ウタグスリ(唄薬)供給
4.調査報告の確認、エピデミック発生で感染処理を実行
5.ライブ終了時に病原体の根絶が完了していれば勝利!

こんな感じ。
もちろんサイコロはご来場の皆さんに1人1回ずつ振ってもらいました。
Cheri*はコマが移動したその都市の曲を唄う=セットリストになっていきます。
そして唄えばその都市は(ワクチンが供給されて)救われる!
音楽が世界を救う!的な!!

あらかじめ8都市にウィルスが発生している状態でライブがスタートしているので、
皆さん、その都市を救うべく目指してくれました!
「俺この曲聴きたいからウィルス無視してこの都市に行く!」と言い張るような「バイオテロリスト」は1人もいませんでした!(笑)
ちなみにCheri*は唄薬を届ける役目なので「衛生兵」ですね。
皆さんは「現地調査員」みたいな役だったのかな。(実際のゲームの役職名です。内容はちょっと違うかもしれませんが)

ライブルールである手順の4、「調査報告の確認」というのは、プレーヤーカードを1枚引く、というルールなのですが、
都市カードであればセーフ。
しかしここに最悪最恐のカード「エピデミック」が混ざっています。
パンデミックというのが世界的大流行という意味に対して、エピデミックというのは局地的大流行という意味なので、
なんとライブ中にウィルス感染都市が増える、ということに!
みんなが感染都市を目指して移動している間にも、世界のどこかで新たに感染都市が増えるかもしれないドキドキ、というゲーム感を味わってほしかったのです。
これは実際のゲームにも通じるハラハラドキドキ感です。

すでに唄った曲の都市に後からウィルスが発生したら、もう一度行かないといけないかもしれない。
ライブ終了までにウィルスを根絶できずに終わることもあり得る!というゲーム感。

今回は(採算が取れないかもしれないくらいw)いろいろと小道具にこだわったので、サイコロもこんな感じ!

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サイコロだと飛ばしたり、転がせてどっかにいっちゃう可能性があるので、ケース入りのままフリフリしてもらいました。
もちろん薬瓶!!(おこだわり)
オリジナルのワクチンラベルも作りました(笑)

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さて、ようやく今回のセットリストを紹介するところまで書けました!(長文ごめんね!)

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<前半>
01.With →ウィルス除去!
02.流星群(新曲)
03.砂時計
04.ルナ →ウィルス除去!
05.Rainbow →ウィルス除去!
06.鎖
07.夏の陽炎 →ウィルス除去!
08.サルの歌(榊いずみ曲カバー) ←前半トリでサイコロと関係なく、あたしが唄いたくて唄った

(休憩)
この時点でエピデミックが2回発生。
モスクワとワシントンが感染。

<後半>
09.Dancing Snow →ウィルス除去!
10.現実
11.kisuiiki →ウィルス除去!
12.太陽 →ウィルス除去!
13.ためいき →ウィルス除去!
14.トラウマ
15.縁
16.No angel in my eyes →ウィルス除去!
17.壊れそうな心
18.羊ごっこ →ウィルス除去!
19.ありがとう →ウィルス除去!

後半で3回目のエピデミックが発生、デリーが感染。

場内のすべての皆さんにサイコロを振ってもらったあとは、
アディショナル・タイムとして、「あと何曲唄えるか!?」のサイコロを振りました。
最大で6曲追加です。
それでウィルス除去できなければ世界を救えず終了!という結果になるのですが、、、

Cheri*が振ったサイコロは「5」、
そしてこの5曲以内で無事にすべてのウィルスを治療することに成功しました!
すべてのウィルスを根絶できたので、ここでライブ終了です!
最初の感染都市(初期配置)8か所+エピデミックが3回=合計11都市のウィルスを全て治療しました!!

アンコールのかわりに、あと1曲だけ、あたしが唄いたい曲を選んで、唄いました。
そのとき、どうしても唄いたくなった曲です。

20.ラストワーズ

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声(喉)も限界が近かったけど、最後までなんとか唄いきりました。
唄って、頭もフル回転で進行してしゃべって、
疲れたのはあたしだけかもしれないけど、普通より当たり前にめちゃくちゃ体力と喉を使いました。
どれだけ自分を削ってるか、って感じ。
でも、こんな濃いライブ、聴く側もぜったい体力を使ったはずだ。
皆さん、聴く力をフル回転させて聴いてくださってありがとう。
ただでさえライトに聴けないタイプの唄だから。
お互いに、お疲れ様でした。

最後はちょっと泣きそうでした。
ずっと張り詰めていた緊張と不安が一気に解けるような気持ちと、
無事にライブができた安堵感、
頑張ったーーーー!っていう達成感と、満足感、
ただ、あたしはこんなことしかできないんだという申し訳なさ、
だけど、皆さんのおかげで成功したんだ、こんなあたしのために集まってくださったんだ、という心からの感謝の気持ち。
全部ない混ぜになって、ごめんなさいとありがとうが一気に溢れました。

それでいい。
あたしはそれでいい。
誰がなんと言おうと。

唄うたびに感じる痛みと喜びを、全部受け入れて生きていくことが、
あたしがようやく社会と、人と、繋がる接点なのだ。

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通信指令員でお手伝いしてくださった春ちゃんです!
めっっっちゃ助かった!!
彼女のアシスト無しでは絶対に成功しなかった!!
本当にありがとう!!
春田美幸ちゃんはCheri*のCDのジャケットを書いてくださっている書道家さんです!

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こんな企画で遊ばせてくれる「こたん」の西村さん、本当にどうもありがとう!!

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本当に、本当に、ありがとうございました!!!!!
めっちゃ楽しかった!!
パンデミックライブ、絶対またやりたい!!
世界救えて良かった!!
「チーム・パンダミック」として、最後のほう、なんとなく来場の皆さんの一体感を感じることができてめちゃ嬉しかった!!

最後に、限定グッズの物販といいますか、
赤い羽根ならぬ「赤い葉っぱ」共同募金にご協力いただき、本当にありがとうございました!!
皆さんは立派な「チーム・パンダミック」のメンバーです!
会員証をご査収くださいませ!

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あたしのこんな「手作り」を面白がってくれてありがとう。

あたしという人間を面白がってくれてありがとう。

あたしの唄を「良いもの」と思ってくださって、本当にありがとう。

MCで話した言葉も、お土産フライヤーに書いたことも、ここで全部は書きません。
来てくださった皆さんとだけの内緒話のようなものですから。

例えるなら死にたがりのようなあたしが、生きてて良かったと思える夜。

命を削ったぶん、皆さんから命を分けてもらった、そんな夜。

本当に、本当に、どうもありがとうごいました!!!!

また次回の『Pndemic:Song Remedy』にも遊びにきてください!

一緒に世界を救いましょう!!